筋引き包丁とは何に使う?

筋引き包丁とは何に使う?

肉の解体作業の中で、筋引きという作業があります。
その作業をするために役立つのが、筋引き包丁というものです。
肉にはスジと呼ばれる固くて歯触りの悪い部分がついているので、取り除かなくてはいけません。
その筋を取る専用の包丁が筋引き包丁です。

 

刃渡りは長く、細くて尖っています。
和包丁の刺し身包丁を想像してもらうと分かりやすいですが、まるで刀のように細長くて尖った刃は、肉をスライスするのに向いているのです。

 

また、サーモンや生ハムをスライスするときに刃から離れやすいように、表面にくぼみ加工がされたものもあります。
肉用に1本持っていたら便利ではありますが、何にでも使える包丁というわけではありません。

 

固い肉を真っ二つに切断したり野菜を刻んだり、あるいは皮を剥いたりと色々な作業を1本でこなすことはできないのです。
決して初心者用ではありませんので、料理を覚えて用途別に包丁を使い分けたくなったときに買い足しましょう。